3月1日解禁日。1年のスタートが暦通りに1月1日を始まりと思う人もいれば、2月だったり3月だったり、進学就職や年度替わりで4月を始まりと思う人もいるように人それぞれに感じ方が違っているように思いますが、僕の場合は3月がスタートの月です。北国の3月は川岸に雪が残り、風も冷たくてまだまだ冬の装いです。それでも3月になると長く厳しい冬を乗り越えたという思いとフィールドに出られるという開放感でこころが軽くなる感じがします。

今日の盛岡は朝から青空が広がって絶好の日和となりましたが、ロッドを持たずに車で北に向かいました。一時間くらいのドライブで岩手町の沼宮内に到着。目的は新渡戸稲造の書を見ることです。
昭和8年(1933)5月16日に岩手県産業組合青年連盟の総裁推戴式のために盛岡を訪れた新渡戸稲造は産業組合に「Union is Power」の揮毫を贈ったといわれています。新渡戸稲造直筆のその書が今も岩手町にあります。同じ年の3月3日に発生した昭和三陸大津波で大きな被害を受けた郷里の人々へ贈った言葉でもあったと思います。

2月はじめにハンドクラフト展に出展した折に、BTHRブースを訪れてくれた友人の何人かはすでに岩手の年券を申し込んだと言ってました。今年の年券の色はピンクらしいです。
また今年も岩手の渓流でご一緒しましょう。お待ちしています。