岩魚が釣りたくなって近くの渓流を最上流まで車で遡ってみました。山間に入るとまだ緑のない殺風景な山肌を彩るように山桜が満開でした。ここ数日、気温がグッと上がったので、残っていた山の雪が融けたためか川の水は冷たい色をしていました。そこで本流を避けて最上流の集落で本流に流れ込む小川に入ってみました。流れは細く、川岸には木が生い茂り、ラインを出す事が難しいような場所でしたが、ある民家の前に小さな堰堤があり、その上が細長いプールになっていました。少し風はあるものの、天気が良くカゲロウが乱舞するそのプールでライズを繰り返す岩魚たちは僕のヘンテコなフライを疑いも無く食べてくれました。やっぱりいいなぁ、岩魚釣り。