川のシーズンが終了しました。いつもこの時期はホッとすると同時に寂しさも感じます。ついこの前まで続いていた暑い夏が、遠いことのように思われるほど秋が深まって来ました。今シーズンご一緒していただきました皆さん、ありがとうございました。
今年も9月の最終週末はいつもお世話になっている遠野の民宿「わらべ」で過ごしました。土曜日は近づいていた台風の影響なのか風が強くて肌寒い曇天の下での釣りとなりました。それでも大小のカゲロウがハッチしていて、ライズもあって、集まった釣り友達は、それぞれにシーズン最終の釣りを楽しんだようです。夕方になって、台風が去ったことを知らせるように雲が切れて綺麗な夕焼けになりました。
宿に帰って夕食のあとは、同宿の村田久さんから遠野に伝わる古い話しやこれまで村田さんが歩いてきた渓についての興味深い話しなどを聞くことができました。
遠野から帰ってホッとしていたら、ご近所の釣友Yさんから電話があり、9月最終日に休みを取ったので、釣りに行きませんかというお誘いがありました。彼は家の諸事情であまり釣りに行っていないと言ってました。たしか昨年の最終日もYさんと遠野に行ったので、それじゃあ今年も遠野に行きましょうということになり、出かけて来ました。
午前中は先日良かった里川に入りました。Yさんがしっかり結果を出しました。秋の色をまとった良い山女魚でした。
午後は昨年も最終日に入った上流域の森の中の流れで釣りをしました。こちらは里よりも更に秋めいていて、魚の出は良くなかったものの色鮮やかな岩魚が釣れました。